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エンタメ好きの独り言

映画「破門 ふたりのヤクビョーガミ」感想

あらすじ

映画プロデューサーの小清水が持ち込んだ映画企画に、二蝶会の若頭が出資をすることとなったが、小清水は映画製作の金を持ったまま行方をくらましてしまった。二蝶会の強面ヤクザ桑原(佐々木蔵之介)は経営コンサルタントの二宮(横山裕)を巻き込み、資金回収のために奔走。桑原は邪魔をするゴロツキ2人を病院送りにする。しかし、その相手はなんと本家筋の構成員。これが原因で組同士の揉め事へと発展し、追う立場だった桑原と二宮がいつしか追われる側になってしまう。

 感想

これ日曜の夜に見に行ったら公開してすぐだったのに観客が私含め2人しかいなくて戦慄したのを覚えてるw

 

 

こちらはハードボイルド系映画ですね!

これ原作がシリーズ化してまして、そのシリーズの中のひとつなんですよ。

ちなみに私はシリーズ最初の「疫病神」のみ既読です。

ハードボイルド系の小説やら映画やらを日頃から見ている人にはわかると思うけど、普段使わないようなヤクザワードが当たり前に多々出てくるから、ハードボイルド未体験者に親切設計されてない印象。

蔵之介さんファンはわからんけど、関ジャニ∞ファンの方々がヤクザ用語を知っているとは思えないので、下っ端ヤクザくん(バカ担当)みたいなキャラクター作って解説要員いてもよかったのでは?と思った。

 

んー、ファンの方には申し訳ないけど周りの俳優さん達がめちゃくちゃ良かったからこそ、横山さんの実力不足感が否めなかったなあ。ていうか、演技どうこうよりもキャラクターイメージがね、横山さんにつなげられないんだよねw

 二宮は(一応)堅気なのにヤクザと仕事してて、お金もないやさぐれキャラクターなんだけど、どうしたって横山さん顔がキレイすぎるw

貧困生活送ってるとは思えない肌の艶やかさw

「イケメンやろ?(冗談)」を「何アホなこと言っとるん!」みたいに返されるシーンがあったんだけど、「いやいや、イケメンですやん。」って気持ちになって、冗談が冗談にならないw

 

あと関ジャニ∞の弟分であるジャニーズWESTの濱田崇裕くんの演技が予想以上によかった!はまり役!

バーターの可能性高そうだし、そんなに期待してなかったんですけど(失礼)

いい感じに下っ端ヤクザ野郎感出てた!!

先輩である横山さんいたし、いろんな有名俳優さんとの仕事だったから、演技とかじゃなく「素」で出た下っ端感だったのかもしれないけどw

 

映像的にはねえ、序盤とかラスト方面で横山さんが水中に沈んでるシーンがあるんですよ。ちょっとあれ蛇足的で私は好きじゃない・・・。

他の映像はリアル感出してるのに、そのシーンだけバーチャル感あって、その差に違和感があったというか・・・その急な幻想シーンの切り替えが雰囲気にあってない感じがしてあんまり好みじゃなかった。(語彙の限界)

 

まーしかしね!!!

佐々木蔵之介さんがかっこよくてしょうがない!!!

根っからのヤクザだし、愛人居るし、お金も女も喧嘩もする男なんだけれども、佐々木蔵之介さんが演じているせいで、ただただかっこよい。めちゃくちゃ喧嘩強いし、男気あるし、賭けごとに強いw

 

そして二宮と桑原のお互いをけなしあう言い合いが私のツボw

2人がなんやかんや言い合いながら、紛争したり、互いに助けたり見捨てたり、その微妙な関係性が面白いw

 

この作品原作がシリーズなだけあって、続きがあるような終わり方します。

たぶん続編はやらないかなーと思うけど、このキャストで映画じゃなくてドラマでもありだったかなという気もしてる。

続編はないかもしれないけど、佐々木蔵之介横山裕の作品はまた見たい!!