\エンタメわっしょい/

エンタメ好きの独り言

映画「心が叫びたがってるんだ。」感想

あらすじ(Wikipedia

少女・成瀬順は小学生の頃、憧れていた山の上のお城(実はラブホテル)から、父親と見知らぬ女性(浮気相手)が車で出てくるところを目撃する。順は二人が「お城から出てくる王子様とお姫様」だと思い込み、それを母親に話したことにより両親の離婚を招いてしまう。家を去る父親から「全部お前のせいじゃないか」と言われ、ショックを受けた順は夕景の坂道(階段)でうずくまって泣く。そこに玉子の妖精が現われ、「おしゃべりが招く苦難を避けるため」という理由で、順の「おしゃべり」を「封印」した。

 時は流れ、高校2年生になった順は、「話すと腹痛が起きる」という理由で他者とはメモか携帯のメールでしか意思疎通ができない。そのため、周囲の人々からは、「ヘンな子」という扱いを受けている。そんな彼女は、担任教師の城嶋一基からクラスメイトの坂上拓実・仁藤菜月・田崎大樹とともに「地域ふれあい交流会」実行委員に指名されてしまう。4人は普段から特に親しい間柄ではない上、指名されたこと自体に困惑・反発する。城嶋は会合をボイコットした大樹を除く3人に対し、出し物として過去に例のないミュージカルを提案し、順の心は動くが拓実と菜月には良い反応はなかった。その後、拓実からミュージカルをやりたいかと問われた順は、携帯で幼少の頃に起きた出来事を打ち明け、「玉子の妖精のかけた"呪い"のために話すと腹痛が起きる」と伝える。拓実は「歌なら呪いも関係ないかもしれない」と話す。帰宅した順は、歌うと腹痛が起きないことに気づく。
交流会の出し物を決めるクラス会で、拓実たちは候補の一つにミュージカルを挙げるが、大樹は喋れない順が委員ではできるわけがないと罵る。これに対して使えないやつはお前のほうだと逆に罵り返した拓実と大樹の親友の三嶋樹の間で喧嘩が始まってしまう。そのとき順は「わたしはやれるよ」という言葉をメロディーに乗せて発した。その後、拓実の携帯に「歌なら痛くない」という順からのメールが届き、菜月もそれを目にする。
その夜、母親から「しゃべらないこと」をなじられた順は、自らの生い立ちをモチーフにした物語を携帯で拓実に送り、さらに拓実の元を訪れて自分の言葉を歌にしてほしいと伝えた。拓実は順の物語をミュージカルにすることを考え、菜月と大樹も曲折を経て賛同する。クラス会での討論で当初は拒否感を示した他の生徒たちもやる気にはなったものの、主役級のキャストは実行委員に押しつける形となり、順は最も台詞(歌)の多いヒロインの少女役を、拓実はその相手の王子役を、大樹は少女を唆す玉子役を演じることになった。やがて、クラスの他の生徒たちもミュージカルを成功させるために一丸となる。その中で拓実の両親が離婚していたことを知った順は、ヒロインが刑死するミュージカルの結末をハッピーエンドに変えたいと拓実に相談する。拓実は「元の歌(『ピアノソナタ第8番 悲愴』「第2楽章」)にも順の気持ちがこめられていたから両方を生かしたい」と、その上に「Over The Rainvow」を重ねるアレンジを発案し、それを聞いた順は涙をこぼして「私の王子様…」と思う。
しかし、交流会前日の夜、拓実と菜月の会話を立ち聞きして2人の関係を知った順は、ショックを受けて一人で学校から走り去る。その順の前に再び玉子の妖精が現れ、彼女に向かって「君は(言葉に出さなくても)心がお喋りすぎる」「もう、中途半端に閉じ込めるのは終わりにしよう」と告げる。翌日順は登校せず、拓実の元に「ヒロインできません。調子に乗ってました。本当にすみません。」というメールを送り、行方をくらませてしまう。開演時間が近づく中、順の不在に他の生徒たちは動揺し、順への不信と不安を募らせる。拓実は順の失踪を他の生徒に詫びた上で、「それでも舞台に立ってほしい」と自ら順を探しに行くことを申し出る。これに同意した大樹は、拓実と順の出番に代役を立てて乗り切るプランを出し、拓実を送り出した。
ヒロインの少女を菜月が演じる形でミュージカル『青春の向う脛』が開演する。客席では主役の変更に気づいた生徒もおり、順の母は「やっぱり、ダメなんじゃない…」とつぶやく。必死で順を探す拓実は、廃墟になっていた山の上のお城(ラブホテル)で彼女を見つける。「喋ったりするから不幸になった、言葉は人を傷つける」と主張する順に、拓実は自分を傷つけてもよいから本当の言葉を聞かせてほしいと話しかけた。順は拓実を傷つける言葉(罵倒)を叫び、拓実はそれをすべて受け止める。拓実は順のおかげで自分がいろんなことに気づけたと話し、それを聞いて順は立ち直った。そして二人は既に始まっていたミュージカルに出演するため学校に向かう。順は第5幕で少女の「心の声」役として「わたしの声」(イングランド民謡「グリーンスリーブス」のメロディに日本語の歌詞を乗せたもの)を歌いながら会場(体育館)の観客席通路を歩いてステージにあがり、順の母は涙をこぼした。楽屋に戻った順は他の生徒から温かく迎えられ、「みんなに迷惑かけて…なのに」と声に出して涙ぐんだ。順は「玉子なんて最初からいない、呪いをかけていたのは一人で玉子に閉じこもっていた自分自身」と気づく。「心が叫びだす&あなたの名前呼ぶよ」の合唱でミュージカルが終幕すると観客席からは大きな拍手が送られた。後片付け中にゴミ出しに行った順は大樹からの告白(台詞の描写はなし)を受け、顔が真っ赤に染まる中、風が吹き、玉子の妖精の帽子が落ち葉と一緒に飛ばされていた。
拓実と順の「-玉子の中には何があるいろんな気持ちを閉じこめて閉じ込めきれなくなって爆発してそして生まれたこの世界は思ったより綺麗なんだー」の台詞で物語は締めくくられる。

感想

モヤモヤする!!!!モヤモヤする!!!!
かーなーりモヤモヤする!!!!

ヒーローの子とくっつかないんだもん!!!!
超思わせぶりな態度とるくせに!!!!!

しかも!!!!

主人公の性格にちっとも共感できない!!!
話せなくなったきっかけはかわいそうだけど!

だめだーもうだめだー苦しいー

苦しいよーーーーー

青春苦しいよーーーーーーーーーー

でも本音で話せないのは共感しかないなー

1番共感したのはあの優等生ちゃんだけだー

でもなーーーーーーーー

うわああああああああああああああ


叫びたくなるーーーーー!!!!

 

と、見たこっちが叫びたくなる映画でした。

・・・すみません、取り乱しました。

 

10代の頃に感じたモヤモヤが全部詰まってるなと。

苦しいですよ、これ。

 

「感動して泣きました」みたいな方もいますが、私は逆ですね。真反対です。

感動したーみたいな感情は一切沸かず、何ならちょっとイライラが生じて、観終わった後の気持ち悪さというか、後味の悪さに「ッアー!」ってなりました。

途中苦しすぎて観るのやめようかなって思ったほどww

どんなにつまらなくても最後までとりあえず見届けるポリシーなので、なんとか観ましたけど・・・。テレビ放送とかされても2度と見ないと思います・・・。

それほどに嫌だった・・・。

 

自分の一言がきっかけで、両親が離婚し、話すことが出来なくなってしまった主人公。さらには母親も毒親的な感じで家庭環境がどうしようもない。「あーそりゃあねえ、トラウマにもなるよねえ。ウンウン。」と感じるんですけど、私自身が学生時代優等生として育ってきてしまったためか、この主人公の自分が少々苦しい場面に来るたびに逃げ回る姿に苛立ちが抑えきれませんでしたよ・・・。

 

だってこんな子、同じクラスにいたら絶対厄介案件じゃないですか!!!

話せないのは致し方ないと納得しますけど、歌なら大丈夫だからミュージカルやろうってなって、自らの物語を提供してクラスのみんなで用意して、しかも主人公をやるっていうこの全面的にクラスのみんなが主人公をバックアップしているという中で、当日来ないという無責任さ!!!!!!

しかし、クラスの全員が最終的には許して受け入れてくれているという謎展開!!!

 

え!!無理でしょ!!!普通無理でしょ!!!

自分の我を通してめんどくさーいミュージカルなんて提案してクラス全員巻き込んだ人間が理由も言わずに直前で放棄したんですよ!?

本番途中で戻ってきて、舞台が無事成功したとしても!!!

いやいや無理でしょ!!どんだけいい奴なのみんな!!

 

この辺、完全に混乱しましたww

ええええ!!???納得できねえええ!!!!!って思ってwww

 

さらに辛い所が、こんだけ世話して(主人公の心の中に)フラグ立てまくった拓実は全然主人公のこと好きじゃないんだよねw

正直、主人公が好きになれなかったのでこの点に関しては「ざまあw」な気分でした。非常に性格がクソですね。

でもここもねえ、主人公が色々と本音を拓実に当たり散らすじゃないですか。それも意味わかんねえって感じで嫌でした。いやいや、こんだけ世話してもらって、迷惑かけて、しかも心配して迎えに来てくれているという優しい彼に文句ぶちかますというクソ迷惑さ!!!!はあ!!!??って感じ。理解できん。

 

そして大樹も好きになれない。

学校にいましたよねー、ああいう身体も声も大きくて周囲への影響力が強い運動部男子。場の雰囲気をすべて持っていくヤツ。私、大嫌いですね。ええ。

なので、そういう奴も手なずけて、クラスの雰囲気をよくしようとしていたタイプの人間でした。なんせ腹黒優等生だったもんで。(何の話)

そんなわけで一番共感できるのは優等生ちゃんの菜月かなーとなりそうなんだけど、菜月もなかなかはっきりしない性格じゃないですか!!

うおーーーイライラする!!!!笑

 

ほんと心が叫びたがってるんだ。っていうか「こっちが叫びてえわ。」って感じの一本でした。

この映画を思い出しただけで、こう居てもたってもいられずに苛立つ感覚とか、喉奥を掻きむしりたくなるようなこの感じ・・・

作り手からすれば、それだけ誰かの心に「残る」ものを創ったこと事態してやったりなんだろうな・・・私は完全に思うツボに・・・

 

いやー、もう二度と見ませんww